Story ストーリー

プールレス加湿器
MIST Mini 2ストーリー

リズム株式会社は70年以上、ひた向きに時計を作り続けてきました。
目に見えない時を正確に計り、針や動き、音などを駆使し、人の感覚を通して時をお伝えしてきました。
そんなクロックメーカーがどんなパーソナル加湿器を作り始めたのか。
今回はMIST Mini 2 の開発ストーリーをご紹介いたします。

パーソナルな体調管理

オフィスの空調は一元管理されていることが多く、
人により、暑かったり寒かったりします。

夏、茹だるような暑い屋外から室内に入ると汗が止まりません。
そんなときに役立つのが扇風機ですが、
大きな扇風機を個人スペースに置いておく余裕はありません。
そこで、リズムはクロック開発で培った知見を活かし、
オフィスの卓上に置ける省スペース設計で、USB電源で稼働する省エネルギーなデスクファンを開発しました。
本製品には、想像を超える大風量を実現しながら、パーソナル空間を快適に涼しくする「2重反転ファン」を採用しています。
2012年より販売を開始し、多くのお客様からご好評をいただいております。
2016年には、「2重反転ファン」を持ち運んで使用できるハンディファンを開発、
今では街中でも多くのリズム製ハンディファンを見かけるようになりました。

パーソナルな体調管理にもっと役立つことはできないか。
冬、オフィスの湿度は快適な範囲を下回る事が多いことに気づきます。
少しでもパーソナル空間の湿度をあげることはできないか。

そこで2018年よりパーソナルに加湿ができる「コンパクト加湿器」を開発、販売を開始しました。
加湿量100ml/hの性能を持ちながらコンパクトでスマートなデザインに仕上げ洗いやすさにも十分配慮した仕様としました。
一方、一般的なプールとタンクが存在する超音波加湿方式を採用していたため、パーツ点数が多いのも事実でした。

そこから私たちリズムはより理想に近い加湿器の探求の旅が始まります。

毎日新鮮な水で加湿するためのプールレス加湿器

私たちの体調を整える重要な要素である湿度。
加湿器は、部屋を快適な湿度に保つため水を気化させ、湿度に変える道具です。
そのため、毎日きれいな水で加湿することが重要です。
誰も古い汚れた水で加湿をしたくはありません。
それまでの加湿器は、パーツ点数が多く、毎日きれいな水で加湿することが困難でした。

私たちRHYTHMは、その課題を根本的に解決すべく、
水の入れ替えのしやすさ、洗いやすさを徹底的に追及したプールレス加湿器MIST 300を2022年に発売、
2024年には、加湿量アップに加え、タンク乾燥機能を追加したMIST 350を発売しています。
2025年には、コンパクトな部屋で使いやすいMIST 250の発売も開始。

そして、いよいよ「コンパクト加湿器」の後継モデルとして、
プールレス化された「MIST Mini 2」として2026年より発売します。

隅々まで手が届き、洗いやすい

超音波加湿器は、振動子が水面に超音波を当てることにより、
水に振動が伝わり、水の表面張力を破壊、水が微細な霧になり、
その霧をファンで部屋へ放出することにより気体となって、湿度を高めます。

一般的な超音波加湿器は、振動子と水面の距離を一定にしないと安定した霧化ができないため、
水位を一定にするためのプールと水をためておくタンクが必要です。
そのため、パーツ点数が多くなり、洗いにくく不衛生になりやすいと言われています。
タンクの水がなくなっても、プールには水が残っていることが多く、
そこで雑菌が繁殖して加湿器肺などの病気を引き起こしてしまう可能性もあります。

この問題を根本的に解決するため、MIST Mini 2 は不衛生になりやすいプールをなくし、
タンクだけで霧化ができる「フローティングブースター」を採用しました。
「フローティングブースター」は、変化する水面と一緒に追従するフローターと、
その中に超音波エネルギーを増幅して安定した霧化を実現するブースターを組み合わせることにより、
洗いにくいプールが不要となり、タンクだけで霧化を実現するテクノロジーです。

プールをなくすことにより、水気が触れるパーツをたった4つにまで減らすことができ、
お手入れも圧倒的に簡単になりました。

「ブースター」は超音波エネルギーを増幅するための形状として、
直径の小さい筒にする必要がありますが、掃除をするには洗いにくい形状になってしまいます。
MIST Mini 2 は「フローティングブースター」を開閉式にすることにより、隅々まで掃除がしやすい配慮を徹底しました。

MIST 350でも採用した「タンク乾燥機能」もMIST Mini 2でもしっかり採用しています。
これは、水洗いをしたパーツを乾いた布で水分をふき取った後、
残った水気をしっかり乾燥させるための機能で、
ユーザーがMIST 300のタンクを干して乾かしている様子を観察し、発案した機能です。

すべては「毎日きれいな水で加湿する」ために。

一連の動作

リズムの加湿器、MISTシリーズは、
毎日新鮮できれいな水で加湿をするための使い勝手を追求するため、
「一連の動作」を徹底的に観察し設計しています。
「毎日新鮮できれいな水」で加湿するためには、水道へ水を汲みに行く必要があります。
「MIST Mini 2」は、卓上で使いやすいプロポーションとし、
片手でも持ち運びやすい直径90mmの円柱としています。
電源コードを本体から簡単に脱着できるよう、プラグ式を採用し、本体だけで持ち運べます。
水場についたら、ふたを外すと簡単に残水を捨てることができ、
水が触れるパーツはすべて分解でき洗うことができます。
すべては、「毎日、新鮮できれいな水」で加湿するために。

暮らしのリズムを整える

私たちリズムは、「くらしのリズムを整える」ことを存在意義として活動をしています。
MIST Mini 2 は、パーソナルに加湿をすることはもちろんのこと、
目に見えるミスト、アロマの香り、暖色のあかりで心身共にくつろぐ時間を提供できるよう工夫して開発しています。

霧で整う

MIST Mini 2 も他のMISTシリーズ同様、加湿の様子、霧が目に見える加湿器です。

電源を入れると「ピピーン♪」と軽やかな音とともにタンク内が暖色のあかりが灯り、
霧がタンク内に溜まり始め、少しするとタンク内から霧が排出され、部屋の湿度に変化します。
運転モードを「Fog」にしていると定期的にタンク内に霧が溜まったり、霧が晴れたりを繰り返します。
運転モードを「弱」「強」にすると、好みに合わせた加湿が始まります。

透明なタンクの中で「水」が「霧」になり、
空気中で「気化」して「湿度」に変化する様子にも着目し、そのプロセスを丁寧にデザインしています。

香りで整う

MIST Mini 2 は、本体の背面にアロマパッドが収納されたアロマポケットがあります。
専用のアロマパッドにエッセンシャルオイルを垂らすことにより、
植物から抽出されたエッセンシャルオイル本来の自然な香りを長い時間芳香することができます。

商品開発時、実は、香りの仕様でひと悶着ありました。

開発もほぼ終わったある日、営業メンバーへ商品説明会を実施し、
その中のメンバーから、「水を入れなくてもアロマディフューザーとして使えるようになりませんか?」という発言がありました。

商品企画者はとっさに「基本的に加湿器なので、
加湿器として使わない時にアロマディフューザーとして使用するには、操作が複雑になるので難しいです」と回答しました。

しかし、その後、ずっとその発言が頭に残っていました。
水を入れなくても香りを楽しめるアロマディフューザー、確かにとっても良い仕様では。
そこからすぐに追加仕様の検討を開始します。

ライトボタンを2秒長押しすると水を入れなくてもライトとファンだけを稼働させる「アロマファン」モードを追加することができました。
これにより、年間を通して香りを楽しめるアロマディフューザーにもなったのです。

あかりで整う

MIST Mini 2 は、電源を入れると加湿とともにタンク内を暖色のあかりで灯します。

MIST Mini 2は、水が入っていない状態でも、あかりを灯すこともできます。
それは、商品開発者の家族、小学生からのリクエストでもありました。
加湿をしている時期は、加湿器のあかりでホッとできるのに、
加湿をしない時期になると真っ暗になって不安になる。
使い慣れた加湿器のあかりをいつでも灯せるようにしてほしい。

良い時間を過ごす

まだまだ紹介したい秘話はたくさんありますが、今回ここまでで。

みんなで作り上げたMIST Mini 2 で「良い時間」をお過ごしください。