ネロリとは、
一般的にはミカン科ミカン属の常緑樹である
「ビターオレンジ」の花を水蒸気蒸留
（沸点の高い物質を水と蒸留して、
物質の沸点より低い温度で留出する方法）
して抽出されたエッセンシャルオイルのことです。
溶剤を使って抽出したものは、
オレンジフラワーアブソリュートと呼ばれます。
ビターオレンジの和名は「橙（だいだい）」です。
お正月の鏡餅の上に飾られる果物なので、
多くの方に馴染みがあるでしょう。
17世紀のイタリア・ネロラ公国の公妃
「アンナ・マリア」が、
ネロリのエッセンシャルオイルを香水として
愛用したのが名前の由来になったとされています。
ネロリは、
花の栽培に数年の時間がかかるにも関わらず

• 開花時期は短い
• 花びらを一つひとつ採取する必要がある
• 1kgの花から約1gしか抽出できない

など、非常に希少なエッセンシャルオイルです。
また、枝や葉からはプチグレン、
果皮からはビターオレンジと、
花以外の部位からもエッセンシャルオイルを
抽出することができます。
それぞれ同じ植物から取れるものですが、
抽出部位によって
香りが大きく異なる点も特徴です。

ネロリの香りは、
心に強く働きかける香りとされていて、
高いリラックス効果を期待することができます。
イライラしている時や、
ストレスが溜まっている時などに
ネロリの香りを活用すれば、
不安を沈めたり、
安心感をもたらす手助けになったりするでしょう。
リラックス効果を持つことから、
就寝前に香りをかぐと
安眠につながるともいわれています。
ただし、リラックス効果が高いため、
人によっては使用中に頭がぼんやりするような
感覚に陥ることもあるようです。
車を運転する前など、
高い集中力が必要な作業を行う前に
使用するのは避けた方が良いでしょう。

芳香浴

お部屋などの空間にエッセンシャルオイルを
拡散させて、香りを楽しむ方法です。
心を落ち着かせたい時に、
お部屋にネロリの香りを広げれば、
リラックスできる空間作りにつながるでしょう。
ハンカチやティッシュなどに
エッセンシャルオイルを染み込ませる方法や、
お湯を淹れたマグカップに
エッセンシャルオイルを垂らす方法だと、
手軽に香りを楽しめます。
より強く香りを感じたい方は、
専用のアロマディフューザーを
用意しておきましょう。
風に乗せて香りを拡散させられるので、
ハンカチやティッシュを使うよりも
しっかりと芳香浴を楽しめます。

アロマバス

アロマバスにネロリのエッセンシャルオイルを
活用するのも良いでしょう。
バスタブに数滴
エッセンシャルオイルを垂らすだけで、
湯船から漂う香りを楽しむことができます。
1日の疲れをお風呂で癒したり、
しっかりリラックスしたりしたい場合に最適です。
ネロリは香りが強いため、
一度にたくさんエッセンシャルオイルを
入れるのは避けて、
1～2滴を垂らす程度から
チャレンジしてみることをおすすめします。
使い過ぎると刺激が強くなってしまうので、
多くても3～5滴程度に留めましょう。
バスベースや植物油といった基材に
エッセンシャルオイルを溶かして湯船に垂らし、
良くかき混ぜて拡散させるのがポイントです。
また、肌が赤くなったり
ヒリヒリと痛みを感じたりするなど、
何らかの症状が見られる場合は、
使用を控えることも大切です。

エッセンシャルオイルを使って
気軽にお部屋で芳香浴を楽しみたい方は、
リズムのコンパクトでおしゃれなデザインの
アロマディフューザー「アロマファン」を
用意してみてはいかがでしょうか。
火や水を使わずに、
風の力で香りを拡散させるので、
エッセンシャルオイル本来の香りを
手軽に楽しむことができます。
従来のファン式アロマディフューザーは
吹き出し口が真上を向いているため、
香りを感じにくいこともありました。
アロマファンは、
独自設計により前方に香りを効率的に届けます。
製品の向きを調整すれば、
好きな方向に香りを届けることが可能です。
また、ふたがあるため、
エアコンなど風の影響を受けにくくなっています。

アロマファンはこちら

ビターオレンジの花から抽出されるネロリは、
柑橘系の爽やかさとフローラル系の
上品さを併せ持った香りが魅力の
エッセンシャルオイルです。
ほのかな苦みも感じられ、
女性だけでなく男性でも
使いやすい点も魅力のひとつです。
高いリラックス効果を持つとされているので、
イライラしている時や、
心を落ち着けたい時などに、
活用してみるのも良いでしょう。
リズムの、芳香浴に最適な
コンパクトなアロマディフューザー
「アロマファン」を活用して、
ネロリの香りを
日常生活に取り入れてみてはいかがでしょうか。