Column コラム
シダーウッドはどんな香り?
特徴や相性の良い香りを解説
香水やアロマテラピーなどでは、
さまざまな植物から取れる
エッセンシャルオイル(精油)が使われています。
その中でも、ウッディで日本人にとっても
馴染み深い香りといわれることがあるのが、
「シダーウッド」です。
しかし、香水などのアロマに詳しくない方だと、
シダーウッドがどのような
香りかわからないかもしれません。
ここでは、シダーウッドの香りや効果、
おすすめの使い方などをご紹介します。
エッセンシャルオイルに興味がある方は、
ぜひ参考にしてみてください。
01 | シダーウッドとは?
シダーウッドは、
樹高約40mになる北アフリカ原産の針葉樹です。
古来より神聖な木としてあがめられていて、
寺院の薫香や神殿作りなどに使われていました。
古代エジプトでは、
ミイラ作りにも使われていたそうです。
シダーウッドのエッセンシャルオイルは、
水蒸気蒸留法にかけることで抽出されます。
水蒸気蒸留法とは、
原料を入れた蒸留窯に水蒸気を送り込むことで、
成分を気化・抽出する方法です。
また、シダーウッドのシダー(ceder)は、
広く針葉樹全般を指す言葉で、
特定の樹木を意味するものではありません。
シダーウッドと一口にいっても、
マツ科の「シダーウッドアトラス」や、
ヒノキ科の「シダーウッドバージニア」
といった種類があり、
それぞれ香りも異なります。
02 | シダーウッドはどんな香り?
マツ科由来とヒノキ科由来の
いずれのシダーウッドも、
スギやヒノキといった木材を思わせる、
温かみのあるウッディ系の香りが大きな特徴です。
マツ科由来のシダーウッドは
木の香りの中に甘みが感じられ、
ヒノキ由来のものはスパイシーさを
感じることができます。
一般的にシダーウッドの
エッセンシャルオイルとして使われているのは、
マツ科由来のものです。
揮発性が低く香りが長続きすることから、
香水ではベースノートとして扱われています。
03 | シダーウッドの香りの効果
シダーウッドの香りには
鎮静作用があるとされていて、
リラックス効果が期待できます。
不安な気持ちを感じている時や、
心を落ち着けたい時などに香りを活用すれば、
心を鎮める手助けになるでしょう。
また、集中力を高める効果が期待できるのも、
シダーウッドのメリットのひとつです。
仕事や勉強に集中したい時や、
なかなかやる気が起きない時などに使って、
リフレッシュしてみてはいかがでしょうか。
04 | シダーウッドのおすすめの使い方
シダーウッドの香りを活かすには、
どのような方法で
エッセンシャルオイルを使えば良いのでしょうか。
シダーウッドのおすすめの使い方を、
2つご紹介します。
芳香浴で香りを楽しむ
シダーウッドの香りを楽しみたい場合は、
空間に香りを拡散させる「芳香浴」を
行うのがおすすめです。
お部屋にシダーウッドの香りを広げることで、
集中力を高めたりリラックスしたりしやすい
空間作りにつながります。
香りを拡散させる方法はいくつかありますが、
アロマディフューザーを使うと、
しっかりと香りを楽しむことができます。
特別な道具を使わず、
手軽に香りを楽しみたい場合は、
ハンカチやティッシュ、
お湯を張ったカップにエッセンシャルオイルを
数滴垂らす方法で芳香浴を行うのも良いでしょう。
ただし、ハンカチやティッシュを置いた家具に
シミができる恐れがあります。
汚れても問題ないハンカチを使う、
下に受け皿を置いて家具に
オイルが付着するのを防ぐといった
対策を行いましょう。
お湯を張ったカップを使う場合は、
エッセンシャルオイルを入れたお湯を
誤って飲まないように、
使用後はすぐ処分することも重要です。
アロマバスにしてリラックスする
浴室で香りを楽しむ、
アロマバスにするのもおすすめです。
シダーウッドの香りに
包まれながら湯船に浸かれば、
ゆったりとリラックスすることができます。
原液が肌に触れないように、
バスオイルなどの基材に1~2滴の
エッセンシャルオイルを垂らし、
よく混ぜたものをバスタブ内に
入れるのがポイントです。
原料であるスギやヒノキにアレルギーが
ある方は使用を避け、
不安な場合は事前にパッチテストを
行っておくと良いでしょう。
また、肌が赤くなったりヒリヒリと
痛みを感じたりした場合は、
すぐに使用を中止して、
シャワーなどでよく体を洗い流してください。
05 | シダーウッドと相性の良い香り
他のエッセンシャルオイルと
ブレンドするのもおすすめです。
シダーウッドは揮発性が低く、
香り成分の揮発を防ぐ「保留材」
として使うことができるので、
他のエッセンシャルオイルと
ブレンドしやすく、
香りを長持ちさせる効果が期待できます。
柑橘系やハーブ系、フローラル系、
樹木系のエッセンシャルオイルと合い、
ベルガモットやローズマリー、ラベンダー、
サイプレスなどと特に相性が良いとされています。
芳香浴などで使用する際に、
シダーウッドの香りが強すぎると感じた場合は、
他のエッセンシャルオイルと
ブレンドしてみてはいかがでしょうか。
06 | リズムのアロマファンで手軽に香りを広げよう
リズムのアロマディフューザー
「アロマファン」を使えば、
芳香浴を手軽に生活に取り入れることができます。
ファンによる風の力を使って香りを広げるので、
熱を使って気化させるタイプの
アロマディフューザーよりも、
エッセンシャルオイル本来の香りを
楽しむことが可能です。
また、コンパクトなサイズとおしゃれなデザイン、
親しみやすい3色のカラー展開で、
ベッドサイドやリビングなど、
使うお部屋も選びません。
アロマファンはこちら
07 | シダーウッドの香りで集中力を高めよう
シダーウッドのエッセンシャルオイルは、
スギやヒノキといったウッディな香りを
楽しむことができます。
気持ちを落ち着けたり
集中力を高めたりする香りなので、
仕事や勉強などの際に使うのも良いでしょう。
シダーウッドの香りを
生活に取り入れたいという場合は、
アロマディフューザーを
用意するのがおすすめです。
シミができたり肌に付着したり
する恐れが少ないので、
気軽に芳香浴を楽しむことができます。
リズムのアロマファンで、
芳香浴を楽しんでみてはいかがでしょうか。
更新 2023.6.30