vol.06 | ベチバーの香り | Column | リズム製品情報

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ベチバーの香りとは?
おすすめの使い方や注意点を解説

アロマや香水の香料には、
さまざまな植物が使われています。
「ベチバー」も香料として
使われることが多いですが、
日本では馴染みが薄い植物です。
植物としての特徴や香りをよく知らない
という方も多いのではないでしょうか。
ここでは、ベチバーという植物の概要や
香りの特徴、おすすめの使い方をご紹介します。

01 | ベチバーとはどんな植物?

ベチバーは、インド南部やインドネシアといった
熱帯地域を産地とするイネ科の植物です。
ススキに似た多年草で、
スポンジ状の根を地中深くまで張り、
草の丈は2mほどまで成長します。
ベチバーのエッセンシャルオイル(精油)は、
乾燥させた根を
水蒸気蒸留にかけて抽出を行います。
水蒸気蒸留とは、
沸点の高い物質を水と蒸留して、
その物質の沸点よりも低い温度で
抽出する蒸留法のことです。
インドでは、日除けや虫除け、
薬草といった用途で
古くから使われてきた馴染み深い植物です。
また、根を地中深くに
張り巡らせるという性質を利用して、
川の氾濫などに備えた
土止めとしても多く植えられています。

02 | ベチバーの香りの特徴

花や葉ではなく、
根から成分を抽出するベチバーの香りは、
ウッディ系(樹木系)に分類されます。
具体的には、濡れた土壌や土のついた根など
「大地」を想起させる香りです。
産地によって香りは異なり、
ウイスキーのようなスモーキーさや
甘さを感じるものもありますが、
基本的には香りが強くクセもあるので、
好みが分かれやすい傾向にあります。
また、揮発性が低いため香りが持続しやすく、
時間が経つほど香りが熟成された
ものになる点も特徴です。
独特な香りが全体の引き締めにつながることから、
男性向けの香水の材料としても多く使われています。

03 | ベチバーを使うのに適したシーン

土の香りを思わせるベチバーですが、
どのようなシーンに適しているのでしょうか。
ベチバーの香りの効果と、
ベチバーを活用したい
おすすめのシーンをご紹介します。

心を落ち着かせてリラックスしたい時

ベチバーは「静寂の精油」とも呼ばれ、
心を落ち着かせてリラックスさせる
効果があるとされています。
気持ちが昂ったり、
強いストレスを感じたりした際に
活用するのがおすすめです。
ベチバーの香りをかぐことで、
感情を落ち着かせる効果が期待できます。
また、心を落ち着ける効果を活用して、
眠る前に使うのも良いでしょう。

虫除け対策をしたい時

ベチバーの香りは、虫除け効果も期待できます。
インドでは古くからベチバーの根を
すだれやマットに織り込んで、
虫除けとして利用してきました。
ゴキブリ対策としても効果があるため、
ベチバーの香りを布に染み込ませたり、
お手製の虫除けスプレーを作ったりして、
虫除け対策に活用するのも良いでしょう。

04 | ベチバーのおすすめの使い方

ベチバーの香りを日常に取り入れる方法には、
どのようなものがあるのでしょうか。
エッセンシャルオイルに慣れていない方でも
取り入れやすいおすすめの使い方を
2つご紹介します。

芳香浴

エッセンシャルオイルの香りを空間に拡散させる
「芳香浴」を行うのが、
最も手軽にベチバーの香りを楽しめます。
ハンカチやティッシュに
エッセンシャルオイルを垂らしたり、
アロマスプレーを自作してファブリック製品に
吹きかけたりする方法などが考えられますが、
香りをしっかり感じたい方は、
専用のアイテムを用意しておきましょう。
風に乗せて香りを拡散させられるので、
ハンカチやティッシュを使うよりも
しっかりと芳香浴を楽しめます。
香りを拡散させるアイテムには、
アロマポットやアロマストーン、
リードディフューザー
(スティックディフューザー)など、
いくつか種類があります。
それぞれ特徴が異なるので、
取り入れたい場所や用途などに合わせて
選ぶのがおすすめです。

アロマバス

アロマバスにして、
ベチバーの香りを楽しみながら
お風呂に入るのもおすすめです。
バスタブに数滴エッセンシャルオイルを
垂らしてかき混ぜれば、
湯船から漂う香りを楽しむことができます。
バスソルトやバスオイルといった基材に
エッセンシャルオイルを数滴垂らして、
よく混ぜてから湯船に入れるのがポイントです。
シャワーの際に使いたい場合は、
浴室の床の隅に、
1~2滴のエッセンシャルオイルを
垂らすようにしましょう。
エッセンシャルオイルが
肌に直接つかないように注意が必要です。

05 | ブレンドして使うのもおすすめ

ベチバーの独特な香りが使いにくい場合は、
他のエッセンシャルオイルとブレンドして
使うのもおすすめです。
フローラル系のラベンダーや
フランキンセンスとベチバーを組み合わせると、
甘すぎない落ち着いた香りに仕上がります。
また、イランイランやサンダルウッド、
パチュリといったエッセンシャルオイルとも
相性が良いとされているので、
試してみるのも良いでしょう。

06 | ベチバーのオイルを使う際の注意点

ベチバーはイネ科に分類される植物です。
イネ科のアレルギーを持っている方は、
使用を控えるようにしましょう。
持病をお持ちの方や、妊娠中の方も、
ベチバーを使用する時は、
医師に確認することをおすすめします。
また、ベチバーのエッセンシャルオイルは
粘度が高く、瓶からなかなか落ちてきません。
無理に振って中身を出そうとすると、
周囲に飛び散ってしまう恐れがあるため、
1滴が落ちてくるまで
ゆっくり待つことも大切です。
入れすぎを防ぐことにもつながります。

07 | アロマファンで好きな香りを取り入れよう

エッセンシャルオイルを使って
気軽にお部屋で芳香浴を楽しみたい方は、
リズムのコンパクトでおしゃれなデザインの
アロマディフューザー「アロマファン」を
用意してみてはいかがでしょうか。
火や水を使わずに、
風の力で香りを拡散させるので、
エッセンシャルオイル本来の香りを
手軽に楽しむことができます。
アロマファンのふたを開けて
エッセンシャルオイルを数滴垂らすだけと、
面倒な操作なしで香りをお部屋に広げられます。
また、香炉を想起するデザインと、
親しみやすい3色のカラー展開で、
インテリアに馴染みやすい点も魅力です。

アロマファンはこちら

08 | ベチバーの香りで心を穏やかに保とう

ベチバーは、大地を連想させる
ウッディな香りを持っています。
香りが心を落ち着けるだけでなく、
虫除け対策として使うことも可能です。
気分を変えたい時に、
ベチバーの香りを取り入れたらいかがでしょうか。

更新 2023.5.31

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