Column コラム
エッセンシャルオイルとは?
アロマオイルとの違いや選び方のポイント
良い香りを嗅ぐとリラックスしたり、
リフレッシュしたりすることができます。
香りを手軽に楽しむためにおすすめなのが、
「エッセンシャルオイル」と
呼ばれるアイテムです。
香りを楽しむアイテムとしては
「アロマオイル(フレグランスオイル)」も
有名ですが、エッセンシャルオイルとは
何が異なるのでしょうか。
ここでは、
エッセンシャルオイルの概要や
アロマオイルとの違い、使用時の注意点などを
ご紹介します。
01 | エッセンシャルオイルとは
エッセンシャルオイル(精油)とは、
花や葉、果皮、根など、植物から抽出した
天然の香り成分のことです。
アルコールや合成香料などは無添加で、
植物由来の成分以外には何も含まれていません。
抽出する植物ごとに
特有の香りや効果を持つのが特徴で、
アロマテラピーにも使われています。
成分の抽出方法はいくつかありますが、
香り成分を水蒸気の熱で抽出する
「水蒸気蒸留法」が行われることが多いです。
エッセンシャルオイルを1キロ抽出するために、
ラベンダーなら約1.6トン、
バラなら約5トンなど、
非常にたくさんの植物が必要になることからも、
その希少性がわかります。
02 | エッセンシャルオイルとアロマオイルの違い
エッセンシャルオイルと間違われやすい
アイテムが「アロマオイル」です。
フレグランスオイルやポプリオイルと
呼ばれることもあります。
前述のとおり、エッセンシャルオイルは
植物由来の成分を100%使った
無添加のオイルです。
一方で、アロマオイルはエッセンシャルオイルを
アルコールで希釈したり、
合成香料を加えたりして作られています。
安価な商品の場合、
エッセンシャルオイルの成分が
一切入っていないこともあります。
アロマオイルは香りを
エッセンシャルオイルに似せて
作られていますが、同じように使うことは
できません。
アロマディフューザーなどの香りを
楽しむ機器の中には、
エッセンシャルオイルのみ使用できるものが
多くあります。
アロマオイルに含まれる
希釈液や合成香料といった
添加物が機器に悪影響を及ぼし、
クラック(ひび割れ)を誘発する恐れがあるため
注意が必要です。
03 | エッセンシャルオイルの楽しみ方
アロマオイルと異なり、
エッセンシャルオイルはさまざまな方法で
楽しめるのが魅力です。
使い方の代表的な例としては、
以下の2つが挙げられます。
芳香浴
芳香浴は、
空間にエッセンシャルオイルの成分を
拡散させて香りを楽しむ方法です。
ティッシュペーパーや
汚れても良いハンカチなどに1~2滴ほど
エッセンシャルオイルを垂らすだけで、
香りを楽しめます。
よりしっかりと香りを楽しみたい方は、
アロマディフューザーやアロマポットと
呼ばれる専用の器具を用意しておくのが
おすすめです。
沐浴法
無水エタノールなどで希釈した
エッセンシャルオイルを、
浴槽に垂らす方法です。
湯船の蒸気にのって漂う香りを楽しめます。
ただし、
エッセンシャルの原液は刺激が強いうえに、
水に溶けない点に注意が必要です。
オイルが肌に付着して
刺激を感じる可能性があるため、
十分に希釈するなどの対策を行ってください。
刺激を感じた時はすぐに使用を中止して、
オイルを洗い流すことも大切です。
04 | エッセンシャルオイルの選び方のポイント
エッセンシャルオイルの容器は、
アロマオイルと外見が似ていることも多いです。
購入の際に間違えないよう、
選び方のポイントも覚えておきましょう。
ラベルの情報を確認する
植物由来の成分が希釈されていたり、
合成香料が混ざったりしているアロマオイルが、
「エッセンシャルオイル(精油)」として
販売されていることがあります。
ラベルに「エッセンシャルオイル」と
表記されているかどうかに加えて、
抽出方法や植物の学名まで記載されているかを
確認しておきましょう。
アロマオイルかエッセンシャルオイルか
自分では判断が難しい時は、
アロマテラピーの専門メーカーから
購入することをおすすめします。
遮光瓶に入ったものを購入する
エッセンシャルオイルは、
紫外線や熱、温度といった要因で
成分が変化してしまうものです。
遮光性があるガラス瓶に入ったものを
選ぶようにしましょう。
別の容器に移し替えて保管したり、
使ったりする際も、遮光性のあるガラス容器に
入れることをおすすめします。
光や温度、熱による劣化を防ぐために、
冷暗所に保存することも大切です。
また、開封・未開封に関わらず、
できるだけ早めに使い切りましょう。
メーカーによっては使用期限を
記載しているので、参考にしてみてください。
好きな香りを選ぶことも大切
柑橘系やハーブ系など、
エッセンシャルオイルの香りは
抽出する植物によって大きく異なります。
自分が心地良いと感じる香りを選ぶことも
大切です。
香りの感じ方はその時の気分などに
左右されるため、
異なる香りのエッセンシャルオイルを
使い分けるのも良いでしょう。
複数のオイルをブレンドして、
オリジナルの香りを作って楽しむのも
おすすめです。
ブレンドする際は、
エッセンシャルオイルの揮発性に注目するのが
ポイントです。
香り成分は、揮発のしやすさ(香りやすさ)から
トップノート・ミドルノート・ラストノートの
3種類に大きく分けられます。
トップ・ミドル・ベースのバランスを
調整すると、オリジナルの香りをより楽しむことが
できます。
05 | エッセンシャルオイルを扱う時の注意点
エッセンシャルオイルは、
植物の香り成分を高濃度に凝縮したものです。
そのままでは刺激が強いため、
原液を皮膚につけてはいけません。
マッサージや沐浴法など、
肌に触れる使い方をする場合は必ず希釈して、
飲んだり、目に入ったりすることがないように
注意しましょう。誤飲の恐れがあるので、
子どもやペットの手が届かない冷暗所で
保管することも大切です。
また、
エッセンシャルオイルは引火性があります。
火事などの事故につながる恐れがあるため、
火気を扱う場所での使用も厳禁です。
06 | エッセンシャルオイルを気軽に楽しめるリズムのアロマディフューザー
エッセンシャルオイルの香りを
気軽に楽しみたい時は、
リズムのアロマディフューザーを
用意するのがおすすめです。
ここからは、
エッセンシャルオイルの香りを
広げられる商品と、それぞれの特徴を
ご紹介します。
AROMAFUN
コンパクトなサイズと、
暮らしに溶け込む3つの和色で、
お部屋のインテリアになじみやすい
アロマディフューザーです。
独自の風路設計により、
本体の向きを調整するだけで、
好きな方向に効率的に香りを届けられます。
ふたが風を遮るので、
エアコンなどの影響を受けにくい点も特徴です。
また、電源はふたの開け閉め操作と
連動しているため、操作の手間もかかりません。
AROMAFUN hour
時の経過と香りを楽しみたい方は、
ランプシェードのようなデザインの
アロマディフューザー「アロマファン アワー」が
おすすめです。
1時間に1度、
ボトルを照らす暖色のあかりとともに、
香りを放出します。
香りを放出する時間は、
1分・3分・10分の3種類から選択可能。
お部屋全体に、優しく香りを広げます。
また、芳香時だけ弁を開放して
ファンで香りを拡散する「簡易密閉構造」を
搭載することで、オイルの揮発を防止し、
長く香りを楽しめるのもポイントです。
07 | 香りを楽しみたい時はエッセンシャルオイルを用意しよう
同じ意味で使われることが多い
エッセンシャルオイルとアロマオイルですが、
厳密には大きく異なるものです。
エッセンシャルオイル対応のディフューザーに
アロマオイルを使った結果、
機器が壊れてしまうことも考えられます。
エッセンシャルオイルを購入する時は、
必ずラベルの製品情報を確認しておきましょう。
リズムのアロマディフューザーは、
エッセンシャルオイルに対応した商品です。
ご利用の際は、
アロマオイルやフレグランスオイルと
記載されたものではなく、
100%植物由来成分でできた
エッセンシャルオイルをご用意ください。
更新 2023.12.19