Column コラム
カーテンのカビ対策は「換気」が大事!
カビの予防と対処法
サイズの大きなカーテンは、お部屋の印象を
大きく左右する家具のひとつです。
清潔さを保つために、お手入れに
気を使っている方も多いかもしれません。
しかし、きれいに見えるカーテンでも、
端の方をよく見ると
カビが生えていることがあります。
見た目が悪くなるだけでなく、
衛生的にも良くないため、
カビが生えないように
日頃から対策することが大切です。
ここでは、カビが発生する原因や予防方法、
万が一カビが生えた時の対処法をご紹介します。

01 | カーテンにカビが生える原因は?
カビは、適度な「温度」に高い「湿度」、
ホコリや油汚れなどの「栄養」という
3つの要素がそろうと発生しやすくなります。
カーテンにカビが生える主な原因は、
窓に発生する結露(水滴)です。
水滴がカーテンに触れると、
カーテンの生地に水分が取り込まれます。
その結果、カビが
生えやすくなってしまうのです。
他にも、部屋干しによって
お部屋の湿度が上がった結果、
カーテンにカビが生えることもあります。
カーテンのカビを放置すると、
空気中を漂うカビの胞子が
他の家具に付着し、カビが広がってしまいます。
見た目が悪くなるだけでなく、
皮膚炎や鼻炎、気管支喘息、
シックハウス症候群といったアレルギーに
つながる恐れもあるため注意が必要です。

02 | カーテンのカビを防ぐ対策方法
カーテンにカビが生えるのを防ぐには、
カビが好む3つの要素を
取り除くことが大切です。
行いやすいカーテンのカビ対策を、
5つご紹介します。
お部屋を換気する
カーテンにカビが生える主な原因は、
カーテンが水分を吸ってしまうことです。
カビを防ぐために、お部屋の湿気を取り除いて、
水分(結露)が発生しにくい環境を
作る必要があります。
窓を開けたり、除湿機を使ったりして、
室内の湿気を取り除くことが大切です。
窓を開けて換気を行う時は、
対角線上にある窓を同時に開けておくと、
お部屋全体に空気を通せます。
サーキュレーターを窓やドアに向けて動かし、
室内の空気を外に出してしまうのも良いでしょう。
また、
家具の配置に気を配り、カーテンと窓の間に
空気の通り道を作ることもポイントです。
結露対策を行う
換気を徹底して湿気を外に出したとしても、
結露の発生を完全に防ぐことはできません。
結露を見つけた時は、
こまめに拭き掃除することも大切です。
とはいえ、結露を拭くために、常に
窓の様子を確認し続けるのは難しいでしょう。
結露防止シートや給水テープを窓に貼る、
結露防止スプレーを吹きかけておくなど、
窓に結露対策を施しておくのも有効です。
こまめにカーテンを掃除する
カビは、カーテンに付着したホコリなどの
ごみを栄養にして繁殖します。
汚れを放置すると、カーテンの生地が劣化して
カビが取りにくくなる点も問題です。
こまめに掃除して、
カーテンの汚れを落としておくことも、
有効なカビ対策になります。
簡単にホコリを落とすだけでなく、
季節の変わり目を目安に洗濯したり、
クリーニング店に出したりして、
しっかりと汚れを落としましょう。
また、カーテンだけでなく、
カーテン回りの掃除も併せて行うと、
よりきれいな環境を保ちやすくなります。
特に、高い位置にある
カーテンレールは目につきにくく、
ホコリがたまっていることが多いため、
しっかり掃除することが大切です。
カビ防止のスプレーをかける
エタノールスプレーをカーテンに
吹きかけるのも、カビ予防につながります。
購入直後やクリーニングに出した後など、
きれいなカーテンに吹きかけるのが効果的です。
ただし、カーテンの生地によっては、
シミや劣化などのトラブルに
つながる恐れがあります。
目立ちにくい部分に吹きかけてみて、
シミなどのトラブルが起こらないか
どうかを試しておくと安心です。
機能性カーテンを選ぶ
窓と接するレースカーテンは、
結露の影響を受けて
カビが生えやすい傾向にあります。
すでにカビに悩んでいる方は、
防カビ加工が施されており、
カビの影響を受けにくいカーテンに
交換するのもおすすめです。
また、吸湿性や速乾性に優れているカーテンも、
カビ予防の効果が期待できます。

03 | それでもカビが生えてしまった時はどうする?
どれだけ対策を施したとしても、
カビの発生を完全に防ぐことは困難です。
カーテンにカビが生えてしまった時は、
どのように対処すれば良いのでしょうか。
カビが生えた時の対処法のコツは、
以下のとおりです。
まずは洗濯表示の確認を
カーテンにカビが生えているのを見つけたら、
まずはカーテンの洗濯表示を確認しましょう。
素材によっては、自宅で対処できない
場合もあるため注意が必要です。
洗濯表示に「手洗い可」や「洗濯機使用可」を
示す記載がある時は、自宅で
カーテンを洗うことができます。
ただし、自宅で洗濯できるカーテンだとしても、
色柄付きのものは色が褪せてしまう
可能性があります。
事前に、カーテンの目立ちにくい部分に
洗剤をつけるなどして、色落ちしないか
確認しておくのがおすすめです。
自宅で洗える場合のカビ取り方法
ちょっとしたカビを自分で落とす際は、
ブラシを使う方法が手軽です。
カーテンに清潔なタオルなどを当ててから、
カーテンの反対側をブラシで叩いて
カビを落としていきましょう。
カビを落としたら、洗濯表示を確認のうえで、
手洗いまたは洗濯機で洗ってください。
最後に、カーテンレールに干したら完了です。
漂白剤を使用できる場合は、
酸素系漂白剤で着け置き洗いすると、
カビを落としやすくなります。
塩素系の漂白剤は、
頑固なカビも落としやすい反面、
色落ちや生地の傷みにつながる
恐れがあるため注意が必要です。
対処できない時はクリーニング店へ
洗濯不可の表示があり自分で洗濯できない、
色落ちや生地の傷みが不安、洗濯したものの
カビが落とせなかったといった時は、
クリーニング店に相談するのがおすすめです。
状態によっては
カビが残ってしまう可能性はあるものの、
自分でカビ取りを行うよりも、プロに頼んだ方が
きれいになる可能性が高いです。
クリーニングの料金によっては、
新しいカーテンへの買い替えを
検討しても良いかもしれません。

04 | カビ対策に使えるリズムのサーキュレーター「Silky Wind Circulator」
室内の湿気を効率的に排出して
カーテンのカビを防ぎたい方は、
リズムのサーキュレーター
「Silky Wind Circulator」
を活用するのがおすすめです。
ハンディファンの技術を応用した
2重反転ファンを搭載することで、
大風量を実現しています。
しっかりと室内の空気を循環させたり、
屋外に排出したりすることが可能です。
コンパクトなサイズなので、スペースの限られた
お部屋に設置することもできます。
また、6段階の風力調節機能や
3段階の自動首振り機能、
手動による上下210度角度調整などを搭載。
換気だけでなく、
エアコンとの併用や部屋干しなど、
さまざまな用途で活用できる点もメリットです。
風を取り入れるグリルは、ブラシで掃除しやすい
1方向スリットのデザインを採用。
ホコリを簡単に落とすことができます。

05 | カーテンのカビ対策は換気が鍵!
カーテンにカビが生える主な原因は、
窓の結露です。
窓の結露は湿気が原因で発生するため、
室内の湿気を外に逃がす必要があります。
定期的に換気を行い、
室内に湿気がたまらないようにしましょう。
ただし、結露やカビの発生を
完全に防ぐことは困難です。
結露ができたらすぐに拭き取る、
こまめに掃除してカーテンを
きれいな状態に保つといった対策も、
併せて行うことを心がけましょう。

更新 2025.4.11