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湿度とは? 湿度を管理する重要性を簡単に解説
日頃から、天気予報で当たり前のように使われている「湿度」。
何気なく口にすることも多いかと思われますが、
具体的に湿度とは何を意味する言葉なのかご存知でしょうか。
湿度のことをしっかりと理解しておけば、
日常生活をより快適に過ごす手助けになります。
ここでは、湿度とはどのようなものなのかをはじめ、
湿度管理が重要な理由や、お部屋の湿度を調整する具体的な方法をご紹介します。
01 | 湿度とは?
湿度とは、空気中に含まれる水分(水蒸気)の割合や重量のことです。
大きく「相対湿度」と「絶対湿度」に分けることができます。
相対湿度
相対湿度は、飽和水蒸気量(空気が含むことができる最大の水蒸気量)に対して、
どれだけ水蒸気が含まれているかを割合で示すものです。
例えば、湿度100%といった場合は、
飽和水蒸気量と空気中に含まれている水蒸気量が同じで、
それ以上空気が水蒸気を含めない状態、
0%ならまったく水蒸気が含まれていない状態ということになります。
日頃から天気予報などで使われている「湿度」は、この相対湿度のことです。
絶対湿度
一方で、絶対湿度は1立方メートルあたりの空気中に含まれる水蒸気自体の重さを示します。
日常生活においてはあまり馴染みがない絶対湿度ですが、
インフルエンザウイルスの流行しやすさに関係があるとされているなど、
健康に暮らしていくうえでは重要な要素です。
02 | 湿度と温度の関係性
空気が含むことができる水蒸気の量には、温度も関係しています。
温度が高いほど空気の飽和水蒸気量は増え、
逆に温度が低くなるほど飽和水蒸気量は少なくなります。
天気予報で聞く湿度の数値が同じでも、
暑い夏より寒い冬の方が乾燥しているのは、
寒い(温度が低い)ことで、空気に含まれる水蒸気量そのものが少ないためです。
冬場にエアコンの暖房機能を使ってお部屋を暖めると、
空気が乾燥したように感じるのも、
お部屋の空気に含まれる水蒸気量は変わらないまま室温だけ上がり、
相対湿度が下がってしまうことが原因に挙げられます。
また、窓際に結露が発生しやすいのは、
外気にさらされた冷たい窓で空気の温度が下がった結果、
飽和水蒸気量が下がり、
その温度の空気が含める水蒸気量を越えてしまうことが理由です。
03 | 湿度管理の重要性
湿度は、人が快適に暮らしていくうえで非常に重要な役割を果たしています。
日頃から、お部屋にいる時は湿度管理を行うことが大切です。
湿度が変わることで、人にどのような影響を与えるのでしょうか。
体感温度が変わる
湿度は体感温度を大きく左右する要素の1つです。
温度が同じ場合、湿度が高いほど暖かく、低いほど寒く感じやすくなります。
例えば、室温10℃のお部屋が2つあったとした場合、
湿度50%のお部屋よりも、湿度20%のお部屋の方が寒いと感じやすいということです。
梅雨の時期に曇っていても暑さを感じやすいのは、
湿度が高いことが原因として挙げられます。
より暖かさや涼しさを感じやすい快適な空間を作るためには、
温度だけでなく湿度も調整することが大切です。
健康に影響を与える
体幹温度だけでなく、健康に影響を与える点も、
湿度管理が重要な理由の1つです。
湿度が低く空気が乾燥していると、ウイルスが活動しやすくなるとされているため、
喉を痛めたり風邪を引きやすくなったりします。
また、乾燥が原因で肌荒れやかゆみといった肌トラブルにつながることもあるでしょう。
一方で、湿度が高すぎる場合は、カビやダニが発生しやすくなります。
快適に過ごすためには、適度な湿度と温度を保つことが重要です。
04 | お部屋の湿度を管理する方法
湿度は、快適さや健康に関わる重要な要素です。
お部屋の湿度を適切に管理するためには、どうすれば良いのでしょうか。
ここからは、お部屋の湿度を上げたり下げたりして調整する方法をご紹介します
湿度を上げる場合
洗濯物を部屋干しすると、手軽にお部屋の湿度を上げることができます。
これは、洗濯物が乾く際に水蒸気が発生するためです。
他にも、お風呂に入った後に浴室の扉を開けっ放しにしておく、
お湯を沸かす、水蒸気を発生させるガスや石油ストーブを使用するといった方法でも湿度を上げることができます。
ただし、部屋干しは服が乾いてしまったら湿度を上げる効果がなくなり、
浴室の扉を開けたりお湯を沸かしたりするのも長時間行うのは難しいでしょう。
安定して湿度を保ちたい場合は、加湿器を使用するのがおすすめです。
加湿器なら、生活パターンに湿度の上げ下げが左右されることはありません。
また、加湿器で湿度を一定に保っておけば、
エアコンの設定温度を少し下げても暖かさを感じられるので、
省エネ効果も期待できます。寒い季節はエアコンと加湿器を併用して、
温度と湿度を一定に保つことを心がけましょう。
湿度を下げる場合
湿度を下げたい場合は、お部屋の窓や扉を開けたり換気扇をつけたりして、
換気を行うのが最も手軽な方法です。空気を入れ替えることで、
お部屋に溜まった湿気を外に逃がすことができます。
1ヶ所窓を開けるだけでも良いですが、より効率的に湿度を下げたい場合は、
対角線上にある窓や扉を2箇所以上開けて、空気の出入り口を作るのがポイントです。
お部屋に窓が1箇所しかないなど、2箇所以上開けるのが難しい場合は、
扇風機を使って空気を循環させたり、エアコンの除湿機能を活用するのも良いでしょう。
温度は低いものの湿度が高いといった場合は、除湿器を活用するのがおすすめです。
エアコンだと温度も下がってしまいますが、
除湿器なら湿度だけを下げることができる方法もあります。
また、お部屋の家具の配置を見直して隙間を作るようにするのも、
湿気がこもりにくい環境作りにつながります。
05 | 湿度を管理して過ごしやすいお部屋を作ろう
日頃何気なく使っている湿度(相対湿度)は、
ある温度の時に空気が含める水分量の上限に対して、
どれくらいの水蒸気が含まれているかを示したものです。
湿度が同じ場合でも、温度が異なれば空気中に実際に含まれている水蒸気量は変わってきます。
お部屋の湿度が低い場合は加湿器を活用する、
高すぎる場合は換気を行ったり除湿器を使ったりするなど、
お部屋の温度を上手に調整することが、快適な空間作りにつながります。
リズムでも、オシャレで使いやすい加湿器を販売していますので、
過ごしやすい空間作りに是非お役立てください。
更新 2024.10.28