加湿器にカビが生える前に!
防ぎ方とお手入れの手順を知っておこう
お部屋の乾燥を防げる加湿器は、風邪やウイルス、
花粉対策としても有効なアイテムです。
空気が乾燥しやすい冬場や、花粉が多く飛散する
春などに活躍する一方で、お手入れを怠ると
カビが生えてしまう場合があります。
カビの生えた加湿器を使い続けると、
異臭がしたり、体に悪影響を与えたりする恐れが
あるので注意が必要です。カビの発生を防ぐには、
どのような対策を行えば良いのでしょうか。
ここでは、加湿器にカビが生える原因や
カビを防ぎ方、汚れた加湿器の洗い方など
をご紹介します。
01 | 加湿器にカビが生えるのはなぜ?
カビは高温多湿な環境を好み、一定の温度や
湿度が保たれていて、栄養になるものがある
環境下で育ちやすい微生物です。
一定の温度と湿度が保たれていて、
水垢やホコリといったカビの栄養になる
汚れが発生する加湿器内は、
カビが繁殖しやすい環境といえます。
特に、加湿器のタンク内に水を放置し続ける、
フィルターの汚れを放置したりすると、
雑菌や水垢が発生して異臭がしたり、
カビが生えたりしやすくなるため
注意が必要です。
02 | カビが生えた加湿器を使い続けるのはNG!
カビが生えた加湿器を使うと、カビの含まれた
水蒸気が部屋中に拡散してしまいます。
カビを含んだ水蒸気を吸い込むことで、
くしゃみや鼻水といったアレルギー症状を
引き起こす恐れがあるため注意が必要です。
また、カビの胞子が広がるため、
お部屋にカビが発生しやすくなってしまいます。
結露が起こりやすい窓際や、
キッチンなどの水回りは
特にカビが生えやすいです。
万が一加湿器にカビが生えてしまった場合は、
そのまま使うのは避けることが大切です。
03 | 一般的な加湿器のカビを防ぐコツ
加湿器のカビは、正しい使い方を
心がけていれば防ぐことができます。
加湿器を使う際は、
以下のポイントを守ることが大切です。
こまめに水を入れ替える
タンク内に水を入れっぱなしにしていると、
雑菌が繁殖したり、ホコリがたまったりして
カビも生えやすくなります。
使い切れなくても継ぎ足しは行わず、
必ず毎日新しい水に取り換えてください。
古い水を捨てた後に、少量の水を
タンク内に入れて振り洗いしてから、
新しい水に取り換える習慣をつけると、
タンクを清潔に保ちやすくなります。
本体に水が入るプールがあるタイプの加湿器は、
プールの排水・掃除も忘れずに行ってください。
加湿器をしばらく使わない場合は、
すぐに水を捨てると良いでしょう。
使う時だけ水を入れるようにすれば、
雑菌やカビの繁殖を抑えやすくなります。
長期間使う予定がない場合は、掃除を行って、
内部をよく乾かしてから
片付けることも大切です。
水道水を使う
加湿器には、水道水を入れることも大切です。
日本の水道水はあらかじめカルキで
消毒されているので、雑菌やカビの繁殖
を抑えられます。
ミネラルウォーターは飲み水として
おいしく飲める反面、
雑菌やカビが繁殖しやすいです。
取扱説明書に記載がある場合は除いて、
水道水を使うようにしましょう。
04 | 加湿器の汚れやカビの落とし方
注意して使っていても、加湿器にカビが
生える可能性があります。
加湿器のカビを防ぐ洗い方や、
カビの臭いを落とす方法も覚えておきましょう。
ただし、商品によって具体的なお手入れ方法や、
洗えるパーツなどが異なります。
破損や故障の原因になる場合もあるため、
必ず取扱説明書を確認したうえで
お手入れを行ってください。
クエン酸で汚れをきれいに
加湿器の基本的なお手入れには、
クエン酸を使うのが効果的です。
加湿器内の汚れの主な原因である、
水垢を落とすことができます。
クエン酸を使った汚れの落とし方の手順は、
以下のとおりです。
【汚れの落とし方】
1.バケツやシンクといった大きめの容器に、
水とクエン酸を混ぜてクエン酸水を作る
(水2Lに対してクエン酸大さじ1が目安)
2.クエン酸水の中に加湿器のパーツを入れ、
汚れが浮き上がるまでつけ置きする
3.汚れが浮き上がったら水で洗い流し、
よく乾燥させる
4.本体の掃除は、タンクにクエン酸水を入れて
しばらく運転した後、クエン酸水を捨てる
5.タンク内をしっかりと洗い流して、
よく乾燥させる
定期的にクエン酸水で掃除する習慣を
つけておけば、カビの発生を
防ぎやすくなります。
臭いが気になる時は重曹で
カビのいやな臭いが気になる時は、
消臭効果を持つ重曹を使って
お手入れを行うのがおすすめです。
【カビの臭いの落とし方】
1.バケツに40℃程度のぬるま湯と
重曹を入れて混ぜ、重曹水を作る
(水1Lに対して重曹50gが目安)
2.カビの臭いが気になるパーツを
重曹水に入れ、1時間ほどつけ置きする
3.つけ置きが終わったら
水で洗い流し、しっかりと乾燥させる
臭いだけでなく汚れも気になる場合は、
水で洗い流す前に、ブラシやスポンジを
使って軽くこすり洗いをしておくと
良いでしょう。
※リズムの加湿器をお手入れする際は
水道水以外使用できません。
05 | 洗いやすいリズムの「プールレス加湿器」でカビを防ごう
リズムの「プールレス加湿器」は、
洗いやすく、新鮮できれいな水を使って
空間の加湿を行なえるのが特徴です。
水や、水と空気の混じった霧が触れる
パーツは、全て取り外して洗えます。
本体にプールがないプールレス加湿器なので、
雑菌の繁殖を抑えて、カビが生えにくい
清潔な状態を保つことが可能です。
また、空間の温度や湿度に影響を受けず、
熱によるやけどの心配もない
超音波式の加湿器なので、
子どもやペットがいる
お部屋でも安心して使えます。
快適な湿度の環境作りに、
ぜひお役立てください。
06 | こまめなお手入れで加湿器のカビを防ごう
一定の温度と湿度が保たれていて、
水垢やホコリなどの汚れが
たまりやすい加湿器は、カビが
繁殖しやすいアイテムです。
カビが生えた加湿器を使い続けると、
健康被害につながる恐れもあります。
また、加湿器は加湿方法から4種類に
大きく分けられますが、いずれのタイプも、
お手入れを怠ればカビが発生します。
加熱するため衛生的に使える
とされているスチーム式の加湿器も、
例外ではありません。
水を毎日入れ替える、
定期的にお手入れを行うなど、
カビ対策を欠かさず行いましょう。
万が一カビが発生してしまった場合は、
取扱説明書を確認したうえで
お手入れを行うことも大切です。
日々のお手入れを少しでも楽にしたい方は、
洗いやすく、清潔に使いやすいリズムの
加湿器を活用してみてはいかがでしょうか。
更新 2024.10.28