vol.11 | 超音波加湿器の仕組みや特徴は? | Column | リズム製品情報
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超音波式の加湿器の仕組みや特徴は?
覚えておきたい使い方のポイント

空気が乾燥している冬場は、
乾燥やウイルス対策の一環で加湿器を
活用している方が多いのではないでしょうか。
加湿器は加湿方法から
いくつかの種類に分けられますが、
中でも人気を集めているのが
「超音波式」の加湿器です。
具体的に、超音波式の加湿器は
どのような仕組みで、他の加湿器とは何が
異なるのでしょうか。
ここでは、超音波式の加湿器の
仕組みや特徴、覚えておきたい使い方のポイント
をご紹介します。

01 | 超音波式の加湿器の仕組み

超音波式の加湿器には、超音波を
発生させるためのパーツが
取り付けられています。
超音波でタンク内の水を振動させ、
霧状(ミスト)にした水滴を
拡散することで加湿を行うのが、
超音波式の加湿器の仕組みです。
霧吹きで細かなミストを吹き出すイメージを
持つと、わかりやすいでしょう。

また、超音波式の加湿器で発生するミストは
粒が小さく、白煙のように見えるのが特徴です。

02 | 超音波式以外の加湿器の仕組み

加湿器には、超音波式以外にも
スチーム式や気化式、ハイブリッド式
といった種類があります。
それぞれの仕組みや特徴は、
以下のとおりです。

【スチーム式】
タンクに入った水をヒーターで加熱し、
発生した水蒸気(湯気)を放出することで
空間を加湿します。
やかんやポットでお湯を沸かすイメージです。

【気化式】
水を含んだフィルターに風を当てて、
気化した水蒸気を放出して加湿を行います。
濡れたタオルや洋服に、
扇風機の風を当てるイメージです。

【ハイブリッド式】
水を含んだフィルターにヒーターで
温めた風を当て、
気化した水蒸気を放出します。
濡れたタオルや洋服に、
ドライヤーの温風を当てるイメージです。
ハイブリッド式の中には、
ヒーターで温めた水を超音波で
霧状にして加湿を行うタイプもあります。

03 | 超音波式の加湿器の特徴

加湿器の種類ごとに加湿方法は
異なりますが、超音波式の加湿器は
どのような特徴を備えているのでしょうか。
他の仕組みと比較しながら、
超音波式の加湿器のメリット・デメリット
をご紹介します。

優れた安全性や省エネ性能

超音波式の加湿器は、
水を温めるためのヒーターを搭載していません。
タンク内の水を加熱して水蒸気を
放出するスチーム式とは異なり、
本体が熱くなったり、
熱い蒸気が吹き出したりしないので、
小さな子どもやペットがいる環境でも
安心して使うことができます。

ミストを拡散するファンも
搭載されていないので、
静音性に優れている商品が
多いのもメリットです。
加湿の仕組みが非常にシンプルで
消費電力が少ないことから、
電気代も抑えられます。

また、加湿スピードが速い点も、
超音波式の加湿器の魅力です。
加湿スピードには扉の開け閉めや
加湿器の設置場所に加えて、飽和水蒸気量
(空気が含むことができる水蒸気の量)
も影響します。
超音波式の加湿器は、飽和水蒸気量の影響を
受けにくいので、
安定して加湿を行うことが可能です。

おしゃれなデザインが多いのも魅力

本体の構造がシンプルなので、
コンパクトでデザイン性に優れた商品が
多い点も、超音波式の加湿器の魅力です。
お部屋の雰囲気を壊すことなく、
おしゃれなインテリアとして活用できます。

エッセンシャルオイルを入れて香りを楽しめる
「アロマ加湿器」モデルも販売されているなど、
好みに応じてデザインや機能性を
選ぶことが可能です。

04 | 超音波式加湿器の使い方のポイント

メリットが多い超音波式の加湿器ですが、
デメリットがないわけではありません。
使い方によっては健康被害につながったり、
周囲の家具が汚れたりする恐れがあります。
超音波式の加湿器を使う際は、
いくつかポイントを
押さえておくことが大切です。

念入りに掃除を行う

超音波式の加湿器は、タンク内の水を加熱しないので、
スチーム式よりも雑菌やカビが
繁殖しやすい傾向にあります。
雑菌やカビが繁殖した加湿器を使うと、
水の粒子と一緒に雑菌も
拡散されるため注意が必要です。
加湿器肺と呼ばれる
アレルギー性の肺炎をはじめ、
さまざまな健康被害につながる恐れがあります。

こまめにお手入れを行い、きれいな状態を
保つことを心がけましょう。
水や水と空気が混じった霧が触れるパーツを、
取り外してしっかり洗える加湿器を
選ぶことがポイントです。
お手入れがしやすい加湿器なら、
汚れたり、雑菌が繁殖したりするのを防げます。

設置場所にも注意

超音波式の加湿器は水蒸気を発生させるので、
近くに置いている家具が濡れたり、
水道水に含まれる成分が結晶化して
白い粉が付着したりする場合があります。
人体に大きな影響はないとされていますが、
定期的に加湿器の周りを
掃除するようにしましょう。

特に、センサーが付いていない加湿器を
使っていると加湿し過ぎにつながり、
結露が発生することがあります。
センサー付きの加湿器を選んだり、
温湿度計を用意したりして、
適切な湿度を保つこともポイントです。

05 | 超音波式の加湿器のお手入れ方法

雑菌やカビの繁殖による健康被害を防ぐには、
こまめに加湿器のお手入れを
行う必要があります。
超音波式の加湿器のお手入れ方法も、
覚えておきましょう。

基本的に、タンク内の水は
必ず毎日交換してください。
交換のタイミングで、
タンクの掃除も行いましょう。
タンクに少しだけ水を入れたらふたをして、
振り洗いをしてから水を捨てます。
1週間に1回程度を目安に、
柔らかいスポンジでタンク内を
掃除することもポイントです。
洗い終わったら、乾いた布で
丁寧に水気を拭き取っておきましょう。

また、フィルターやトレーなど、
取り外せるパーツは全て流水で洗う、
布で水気を拭き取り乾燥させる
といったお手入れを、
定期的に行うことも重要です。

06 | お手入れが簡単で清潔に使えるリズムの「プールレス加湿器」

リズムの超音波式「プールレス加湿器」は、
洗いやすく、新鮮できれいな水を
使って空間の加湿を行なえるのが特徴です。
水や水と空気が混ざった霧が
触れるパーツは、
全て洗うことができます。
スチーム式に比べて雑菌やカビが
繁殖しやすいとされる超音波式の加湿器ながら、
きれいな状態を保ちながら使うことが可能です。

07 | 超音波式の加湿器はこまめにお手入れするのがポイント

加湿器は、乾燥やウイルス対策に役立つ一方で、
適切なお手入れを行わないと、
健康被害につながる恐れがあります。
特に、水を加熱しない超音波式の加湿器は
雑菌が繁殖しやすいため、
こまめにお手入れを行うことが大切です。

リズムの超音波式「プールレス加湿器」は、
水や水と空気が混じった霧が触れる部分を、
全て洗うことができます。
簡単なお手入れで清潔さを保てる
リズムの「プールレス加湿器」を、お部屋の加湿に
活用してみてはいかがでしょうか。

更新 2023.12.07

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