vol.12 | 加湿器を置く効果ってなに? | Column | リズム製品情報
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加湿器を置く効果って何?
覚えておきたい置き場所と使い方のポイント

空気が乾燥する季節に
使われることが多い加湿器。
加湿器を置けばお部屋の湿度を
簡単に上げることができますが、
それによってどのような効果を
得られるのでしょうか。
ここでは、加湿器を使う効果に加えて、
加湿器の効果を高めるために
覚えておきたい置き場所や
使い方のポイントをご紹介します。

contents

  1. 01加湿器を使う効果は?
    1. 風邪やインフルエンザの予防
    2. 肌や髪のトラブルの予防
    3. 静電気の発生を防ぐ
    4. 省エネにつながる
  2. 02加湿器の種類で効果に違いはある?
  3. 03加湿器の効果を発揮するには置き場所が大切
    1. 空間の真ん中近くに置くのがおすすめ
    2. エアコンの風が当たらない場所に置く
    3. 床に直接置くのは避ける
  4. 04覚えておきたい加湿器の使い方のポイント
    1. 空間の広さに合った加湿能力の加湿器を使う
    2. 就寝中は電源を切る
    3. タンクの水は毎日入れ替える
  5. 05正しく使って加湿器の効果を高めよう

01 | 加湿器を使う効果は?

空気が乾燥していると、人には
どのような影響があるのでしょうか。
乾燥が人に与える影響と、
加湿器を使う効果をご紹介します。

風邪やインフルエンザの予防

湿度が下がり空気が乾燥すると、
ウイルスや花粉などが
飛散しやすくなります。
のどや鼻の粘膜も乾燥し、
ウイルスを除去する働きが鈍くなるため、
風邪やインフルエンザに
かかりやすくなるのです。
加湿器を活用して、空間内を
適切な湿度(50~60%)程度に
保つことは、インフルエンザウイルスの
予防につながります。※

※出典:厚生労働省「インフルエンザの基礎知識」

肌や髪のトラブルの予防

湿度が下がると、粘膜だけでなく
肌や髪の毛も水分を奪われて乾燥します。
肌荒れやかゆみ、髪のパサつきといった
トラブルにつながる可能性があります。
肌や髪のトラブルを予防するには、
スキンケアやヘアケアに加えて、
空間の湿度を加湿器で
上げておくことも大切です。

静電気の発生を防ぐ

冬場は、静電気に悩まされる方が
多いのではないでしょうか。
水は電気を通しやすいので、
湿度が高い空間では、空気中の水分を
通じて物体にたまった電気が放電されます。
一方で、湿度が低く空気中の水分量が少ないと、
物体に電気がたまり続けてしまうため、
静電気が発生しやすくなります。

加湿器で空間の湿度を上げておけば、
ドアノブやボタンなどを触った際に
発生する静電気を抑制することも可能です。

省エネにつながる

湿度は、体感温度を左右する要素のひとつです。
同じ温度のお部屋が2つあった場合、
湿度が高い方が暖かく、湿度が低い方が
寒く感じやすくなります。

加湿器でお部屋の湿度を調整すれば、
加湿していない状態に比べると体感温度
を上げることが可能です。
エアコンやストーブなど、暖房器具の設定温度を
下げても暖かさをキープできるので、
結果として省エネにつながります。

02 | 加湿器の種類で効果に違いはある?

気化式やスチーム式、超音波式、
ハイブリッド式と、加湿器の加湿方法は
大きく4種類に分けられます。
加湿方法によって加湿にかかる時間や
加湿量といった細かな違いはあるものの、
加湿器を使う効果自体に
大きな違いはありません。
基本的には、どの加湿器を使っても
お部屋の湿度は上がるため、
効果を得ることができます。

ただし、気化式は消費電力を抑えやすいが
雑菌は繁殖しやすい、スチーム式は
水を加熱するので雑菌を抑制できる一方で
やけどの恐れがあるなど、
種類ごとにメリット・デメリットが異なります。
加湿器ごとの特徴を踏まえたうえで、
使う場所や用途に適した商品を
選ぶことがポイントです。

03 | 加湿器の効果を発揮するには置き場所が大切

加湿器の置き場所によっては、
効果が得られない可能性があります。
加湿器の持つ効果を発揮させるには、
適切な場所に置くことが大切です。
加湿器を使う前に知っておきたい、
置き場所の決め方のポイントをご紹介します。

空間の真ん中近くに置くのがおすすめ

外の気温が低い冬場は、外気の影響を
受ける窓や壁の近くは室温が低く、
お部屋の真ん中に近い方は室温が
高くなりやすいです。
外気の影響を受けにくく全体を加湿しやすい、
お部屋の真ん中に置くようにしましょう。

水蒸気が外気で冷やされて結露が発生したり、
カビが生えたりする原因になるので、
窓際や壁際からは離して
設置することがポイントです。

エアコンの風が当たらない場所に置く

加湿器の中には、室内の温度や湿度を
検知するセンサーを搭載していて、
自動で湿度を制御するタイプもあります。
センサーが誤作動を起こして加湿が
適切に行われない可能性があるため、
エアコンの真下など、エアコンの風が
直接本体に当たらない位置に設置しましょう。

また、ドアや換気扇などの近くに
加湿器を置くと、加湿器から出た水蒸気
が湿度を上げる前に室外に流れてしまいます。
空気が循環しやすい場所から
離して置くことも大切です。

床に直接置くのは避ける

空気は、暖かいと上に流れ、冷たいと
下にたまるという性質があります。
加湿器から放出された水蒸気が冷やされて
床に結露ができたり、センサーが
誤作動を起こして加湿が不十分になったりする
可能性があるため、床に直接置くのも
避けた方が良いでしょう。
テーブルやスツールの上など、
加湿器の吹き出し口が床から
30cm以上離れるように
設置するのがポイントです。

04 | 覚えておきたい加湿器の使い方のポイント

加湿器を用意しても、使い方によっては
お部屋がしっかり加湿されなかったり、
体に悪影響を与えたりする可能性があります。
置き場所だけでなく、
上手な使い方も覚えておきましょう。
加湿器を効果的に使うためのポイントを
3つご紹介します。

空間の広さに合った加湿能力の加湿器を使う

加湿器は、商品ごとに「適用畳数(適用床面積)」
が設定されています。
空間の広さに適した加湿能力の加湿器を
使うことが重要です。
お部屋の広さに対して、加湿能力が
低いと十分に加湿されず、加湿能力が高すぎると
結露やカビの発生につながる恐れがあります。

商品詳細に適用畳数や適用床面積の目安が
記載されているので、
事前に確認しておきましょう。

就寝中は電源を切る

就寝中に暖房器具を使わない場合は、
加湿器の電源も一緒に
切っておくことが大切です。
暖房器具の電源を切った後は、
時間の経過とともに
お部屋の湿度は下がっていきます。
温度が低下すると、空気が含める
水蒸気の量(飽和水蒸気量)も減るため、
加湿器をつけっぱなしにしていると
結露につながる可能性があるのです。

就寝中の空気の乾燥が気になる場合は、
タイマーを設定しておく、センサー付きで
加湿量を調整してくれる加湿器を
用意するなどの対策が必要です。

タンクの水は毎日入れ替える

加湿器内の水に雑菌が混じっていると、
水蒸気と一緒にお部屋に放出されてしまいます。
タンクの水は毎日入れ替える、
水や水と空気が混じった水蒸気が
当たるパーツは定期的に洗うなど、
こまめにお手入れを行うことも重要です。
お手入れを怠って加湿器内に
雑菌やカビが繁殖すると、
加湿器肺と呼ばれるアレルギー性の肺炎に
つながる恐れがあります。

また、加湿器には水道水を
使用することもポイントです。
雑菌やカビが繁殖したり、フィルターが
汚れたりする原因になるので、
ミネラルウォーターや浄水器の水を
使うのは避けてください。

05 | 正しく使って加湿器の効果を高めよう

加湿器は、体調管理や肌トラブルの防止、
快適な空間作りなど、さまざまな効果を
得られる便利なアイテムです。
空気が乾燥しがちな季節も、加湿器を
活用することで快適に過ごしやすくなります。

ただし、置き場所や使い方を
間違えてしまうと、効果が得られなかったり、
お部屋にカビが生えたりする恐れが
捨てきれません。加湿器の効果を
最大限に発揮させるために、
お部屋に適した商品を選んだうえで、
正しい使い方を心がけましょう。

更新 2023.12.07

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