加湿器で床がぬれる原因は?
すぐにできる簡単対策
お部屋の湿度を上げられる加湿器は、
乾燥が気になる季節に活躍する
アイテムのひとつです。
加湿器があれば、
電源を入れるだけで快適に過ごしやすい
環境を作ることができます。
しかし、加湿器を使っている際に、
周囲の床がぬれていたという経験をお持ちの方も
いらっしゃるかもしれません。
加湿器を使った時に床がぬれてしまうのは、
どのように防げば良いのでしょうか。
ここでは、
加湿器を使った時に床がぬれる原因と、
床がぬれるのを防ぐ使い方のコツをご紹介します。
01 | 床がぬれる原因と対処法
加湿器を使っていて床がぬれるのは、
お部屋の湿度や温度、加湿器の種類、
置き場所など、複数の理由が考えられます。
特に、超音波式の加湿器は
霧状(ミスト)にした水を放出して
お部屋の湿度を上げるため、
水滴が床に落ちる可能性があります。
使用する前に、加湿器で床がぬれる原因と
対策方法を知っておくことが大切です。
加湿のしすぎ
床がぬれてしまう原因のひとつが、
加湿のしすぎです。
一般的に、
お部屋の湿度は40~60%程度を保つと
快適に過ごしやすいとされています。
温湿度計で具体的な数字を見たり、
センサー付きの加湿器を活用したりして、
室内の湿度を適切に保つことを心がけましょう。
加湿のしすぎは床がぬれるだけでなく、
カビやダニの繁殖や、家具の傷みに
つながることもあります。
お部屋の温度が低い
湿度ではなく、お部屋の温度が原因で
床がぬれている可能性も考えられます。
通常、空気は温度(気温)が高いほど
たくさんの水蒸気を含むことができ、
温度が低い空気は含める水蒸気の量が
減ってしまいます。
そのため、
お部屋の温度が低い状態で加湿した結果、
加湿器から出た水蒸気が蒸発せずに
そのまま落ちてしまい、床がぬれてしまうのです。
加湿器と一緒に暖房をつけておくなど、
加湿と同時にお部屋の温度も上げておきましょう。
湿度が高いと
同じ気温でも体感温度が上がるため、
加湿器とエアコンを併用すると
設定温度を下げても快適に過ごせます。
結果として、
節電効果が期待できるのもメリットです。
加湿器の置き場所が低い
加湿器の置き場所もポイントです。
超音波式の加湿器は、
細かなミストを高く噴射することで
室内を加湿します。
床に近い位置に加湿器を置くと、
床に落ちるまでにミストが蒸発せず、
そのまま床がぬれてしまう可能性があります。
センサー付き加湿器の場合は、
センサーが誤作動を起こして
湿度が上がらない恐れがある点も問題です。
机や台の上など、
床から70~100cmほどの高さがある
場所への設置をおすすめします。
倒れたり、落ちたりするのを防ぐために、
水平で安定感のある台などの上に
置くことも重要です。
エアコンの風に当たっている
湿度センサー付きで、
自動で加湿量を調整できる加湿器の場合は、
エアコンの風が直接当たる場所に
置くのも避けましょう。
センサーにエアコンから出る
乾燥した風が当たった結果、
「湿度が低い」と判断されて
加湿のしすぎにつながる可能性があります。
基本的にはエアコンの風が直接当たらず、
加湿器で加湿した空気が風に乗って拡散しやすい
エアコンの下などに置くのがおすすめです。
また、
加湿した空気が外に逃げてしまうドアの外や、
外気の影響を受けやすい
窓際に置くのも避けてください。
加湿器の効果が薄れたり、
結露ができたりする恐れがあります。
02 | 床以外の場所がぬれる場合の対処法は?
加湿器の置き場所によっては、
床だけでなく寝室の家具やお部屋の壁なども
ぬれてしまう恐れがあります。
寝具がぬれてしまうのが気になる方は、
就寝中の加湿器の利用を控えましょう。
寝る際は布団の中に入るので、
暖房の電源を切ることが多いです。
その状態で
加湿器だけをつけっぱなしにしていると、
お部屋の温度が下がる中で
湿度だけ上がってしまいます。
結果として、湿度が高くなりすぎて
寝具がぬれてしまうのです。
夜眠る直前まで加湿器をつけておきたい方は、
タイマー機能や、自動で湿度調整を行える機能を
搭載した加湿器を活用するのがおすすめです。
カビの発生を防ぐために、
壁際や家具からもある程度の距離を取って
配置することを心がけてください。
また、
水を含んだ空気は乾燥した空気よりも軽く、
上昇する性質があります。
お部屋全体に加湿した空気を行き渡らせるために、
サーキュレーターと併用するのも効果的です。
03 | 床がぬれるのが気になる方におすすめ!
床や寝具などがぬれてしまうのを防ぎたい方は、
湿度センサーを搭載した
加湿器を使用するのがおすすめです。
ここからは、湿度センサーを搭載した
リズムのおすすめ加湿器をご紹介します。
リズムの加湿器は、
超音波式の据え置き型加湿器です。
加湿する際は、タンク内に雲海のような
霧がたまります。
水の粒が浮遊する様子を眺めて
くつろぐことができます。
プールレスで、
水が通るすべてのパーツを
水洗いできるため、
超音波式ながら清潔な状態を保って
使い続けられます。
シルクのようにきめの細かな霧で加湿するため、
床がぬれにくい点も魅力です。
04 | 加湿器は適切に使って床ぬれに対処しよう
超音波式の加湿器は、霧状にした水を放出するため
床がぬれやすいというデメリットがあります。
ただし、
床から離しておく、加湿のしすぎを防ぐなど、
適切に使えば床ぬれに対処することが可能です。
床がぬれる原因と対処法を
踏まえて加湿器を使用し、
お部屋を快適な湿度に保ちましょう。
更新 2025.10.28
































