vol.35 | 加湿器にミネラルウォーターはNG! | Column | リズム製品情報
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加湿器にミネラルウォーターはNG!
水道水が適している理由は?

お部屋の湿度を適切に保つことができる加湿器は、
空気が乾燥する季節に大活躍する家電です。
肌の乾燥やインフルエンザの予防、
花粉症対策など、さまざまな用途で役に立つ反面、
使い方次第では命に関わる恐れもあります。
特に注意したいのが、
加湿器には原則として水道水を使うように
各メーカーが定めている点です。
ここでは、
加湿器には水道水の使用が推奨されている理由や、
ミネラルウォーターなどを使った際の
リスクをご紹介します。

contents

  1. 01加湿器にミネラルウォーターが合わない理由
    1. カビや雑菌が繁殖する
    2. お部屋が汚れる
    3. 加湿器の劣化につながる
  2. 02加湿器の水をきれいに保つコツ
    1. 1日1回は必ず水を交換する
    2. こまめに加湿器を掃除する
  3. 03加湿器は簡単にお手入れできるものがおすすめ!
  4. 04正しい方法で加湿器を使って快適に過ごせる空間を

01 | 加湿器にミネラルウォーターが合わない理由

「きれいな水を使った方が
お部屋の空気がきれいになりそう」
などといった考えで、
加湿器にミネラルウォーターを入れて
使っている方もいるかもしれません。
しかし、加湿器には原則として
ミネラルウォーターを使うことはできない点に
注意が必要です。
水道水以外の水を入れてはいけない
主な理由としては、次の3点が挙げられます。

カビや雑菌が繁殖する

日本の水道水には、雑菌の繁殖を抑えるために
塩素(カルキ)が含まれています。
一方で、市販のミネラルウォーターには
塩素が含まれていません。
ミネラルウォーターを加湿器に入れると、
豊富に含まれるミネラルが餌になるため、
加湿器内でカビや雑菌が
繁殖しやすくなってしまうのです。

加湿器内で繁殖したカビや雑菌が
水蒸気に乗って室内に広がると、
悪臭や加湿器肺などの
リスクが高まってしまいます。
加湿器内で繁殖する雑菌の例としては、
「レジオネラ菌」が挙げられます。
レジオネラ菌に感染すると
レジオネラ肺炎を発症し、
重症化すると命を落とす恐れもあるため
注意が必要です。

ミネラルウォーター以外には、
井戸水やアルカリイオン水、
浄水器を通した水、40℃を超える温水、
アロマオイルを混ぜた水なども、
原則として加湿器で使うことはできません。
詳細については、
メーカーのホームページや加湿器の取扱説明書を
ご確認ください。

お部屋が汚れる

ミネラルウォーターには、名前のとおり
カルシウムやマグネシウムといったミネラルが、
水道水よりも多く含まれています。
ミネラルを含んだ水分が蒸発すると、
結晶になったミネラル成分だけが
その場に残ります。
このミネラル成分が、
いわゆる水垢(スケール)です。

家具家電にミネラル成分が付着して、
お部屋が汚れてしまう可能性がある点も、
ミネラルウォーターを加湿器に入れる
デメリットといえるでしょう。

加湿器の劣化につながる

含まれているミネラルや、
繁殖したカビ・雑菌の影響で
加湿器が劣化しやすくなる点も問題です。
フィルターやタンク、蒸気口などに
水垢や雑菌が付着することで、
加湿器の劣化が進んでしまいます。

ミネラルウォーターの使用は、
体に悪影響を及ぼすことはもちろんですが、
お部屋の汚れや加湿器本体の劣化にも
つながります。
加湿器には、カルキで消毒された水道水を
使うようにしましょう。

02 | 加湿器の水をきれいに保つコツ

水道水を入れていたとしても、
使い方やお手入れの仕方を間違えると、
加湿器の中で雑菌が繁殖する
リスクが高くなります。
水を加熱するスチーム式(加熱式)は
比較的衛生に使いやすいとされていますが、
お手入れをしなくても良いわけではありません。
健康被害を防ぐには、
加湿器の種類は関係なく、
必ずお手入れをすることが重要です。
加湿器内で雑菌が繁殖するのを防ぐために、
次の2点を心がけましょう。

1日1回は必ず水を交換する

加湿器のタンクに入れた
水道水に含まれている塩素は、
半日ほどで抜けてしまうとされています。
カルキが抜けた水道水は
雑菌が繁殖しやすくなるため注意が必要です。
必ず、1日1回はタンク内の水を入れ替え、
きれいな状態を保ちましょう。

「水が残っていてもったいないから」
などと放置したり、
継ぎ足して使ったりするのは厳禁です。
必ず、毎日新鮮な水に入れ替えて
加湿器を使うようにしてください。
また、入れ替えるタイミングで
水をタンクに少量入れて振り洗いすると、
きれいな状態を保ちやすくなります。

こまめに加湿器を掃除する

こまめに加湿器を掃除することも大切です。
長期間お手入れせずに放置し続けると、
水垢がこびりついたり、
雑菌が繁殖したりする恐れがあります。
特に、加湿フィルターやタンク、
水を受けるトレーといった、
水が直接触れるパーツは
定期的にクエン酸や重曹を使って
お手入れを行いましょう。
吸気口フィルターを搭載している加湿器は、
フィルターに付着したホコリなどの汚れも
取り除いておくことがポイントです。

フィルターの掃除をはじめ、
加湿器の具体的なお手入れ方法やポイントは、
以下の記事で詳しくご紹介していますので、
併せてご確認ください。

03 | 加湿器は簡単にお手入れできるものがおすすめ!

水に長時間触れ続ける加湿器を安全に使うには、
こまめなお手入れが欠かせません。
洗いやすく、
簡単にお手入れを済ませられる加湿器だと、
毎日の手間を軽減することができます。

とはいえ、一般的な加湿器は
水に触れるパーツが取り外せなかったり、
洗いにくかったりして、
清潔に使うのが思いのほか難しいものです。
リズムのプールレス加湿器は、
水が通る全てのパーツを
取り外して洗うことができるため、
簡単なお手入れで清潔な状態をキープできます。
使いやすい加湿器をお探しの方は、
ぜひリズムのプールレス加湿器をご検討ください。

04 | 正しい方法で加湿器を使って快適に過ごせる空間を

加湿器にミネラルウォーターを入れると、
雑菌やカビの繁殖、加湿器の劣化などの
トラブルにつながる可能性があります。
原則として、水道水以外の水を使うのは
避けることが大切です。

ただし、
水道水の塩素も、時間が経つと抜けてしまい
菌が繁殖しやすくなります。
水を継ぎ足すのは避け、
毎日きれいな水に入れ替えることも重要です。
正しい方法で加湿器を使って、
快適でくつろげる空間作りに役立てましょう。

更新 2025.11.14

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